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任意売却における債権者との交渉

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任意売却における債権者との交渉

任意売却における債権者との交渉

2024/06/23

2024年7月5日更新

要約

・債権者への交渉は、不動産会社が行う
・3つの交渉ポイント
①売却の許可について②売却価格について③売却額の配分について
・売却後の残債についての交渉も必要

目次

    はじめに

    任意売却において、一番重要なことは「債権者との交渉」です。任意売却を専門に取り扱っていない不動産会社に依頼した場合、購入者が見つかったあとに債権者の合意が得られずに売却できないケースもあります。そのため適切な交渉ができる不動産会社への依頼が必要です。

    勇気を持って、まずはご相談を。

    任意売却に特化したかりゆしは、正しい知識と経験をもとに依頼者様に寄り添った提案をさせていただきます。大阪の任意売却はかりゆしにお任せください!

    任意売却とは?

    任意売却とは、住宅ローンの返済が困難になった際、競売にかかる前に債権者と交渉し、売却代金で債務の一部を返済する方法です。対象者はローン滞納が続いているが、競売にかけられていない人です。

    特徴として、債権者や金融機関と相談しながら、売却価格を決定し、自主的に物件の売却が可能な点が挙げられます。これにより、競売よりも高い価格で売却できる可能性があるなど、様々なメリットがある売却方法です。

    任意売却のメリット

    任意売却の最大のメリットは、競売を回避できることです。競売にかけられると売却価格が低くなりがちですが、任意売却では一般の買主との取引が可能で、相場価格に近い金額での売却が期待できます。

    売却価格も不動産(自宅)を査定し、債権者と協議の上決定します。また、競売よりもスムーズな手続きが可能で、柔軟な対応が行える点も魅力です。

    他にも

    ・競売より高く売却できる可能性がある

    ・債務者(所有者)の意向を反映できる

    ・売却事情が周囲に知られない

    ・引っ越し費用を捻出できる場合がある

    などが任意売却のメリットです。

    任意売却のデメリット

    一方で、任意売却のデメリットとして信用情報機関に延滞記録が残ることです。所謂、ブラックリストと呼ばれるものですが、信用情報機関に延滞の記録が残り、その期間は通常7年間と言われています。その間は、新しくクレジットカードを作ったり住宅ローンを組むことができません。

    他には、

    ・売却後、引っ越しまでの期間が短い

    ・連帯保証人に迷惑をかける

    ・期限内に売却できないと競売にかかる

    ・売却後も残った住宅ローンの支払いは続く

    などデメリットも理解することが大切です。

    交渉は誰がする?

    任意売却の交渉は、お客様に代わって弊社が行います。これまで多くの任意売却に携わってきた経験から得たノウハウをもとに、債権者と良好な関係を築きながらも、お客様にとって最良な結果となるよう交渉いたします。

    3つの交渉ポイント

    任意売却の交渉は、「住宅ローンの返済はできないが、売却することを承諾してもらう」ことです。そのためには、3つの交渉ポイントがあります。

    売却の許可について

    通常、住宅ローンを返済することができない中で、抵当権を抹消し売却することを認めてはくれません。しかし、債権者も競売になり安価で売却されるより、少しでも高い金額で売却できる可能性がある任意売却に期待があります。こちらの主張だけではなく、債権者の意向を汲み取って交渉する必要があります。

    売却価格について

    通常の売却と違い任意売却の売却価格は、債権者の同意が必要です。可能な限り高い価格で売却することを目指しますが、任意売却は、競売にかかるまでに売却する必要があり、時間との勝負です。買い手がつく金額でありながら、債権者の同意が得られる金額を交渉する必要があります。

    売却額の配分について

    買い手との売却価格が合意に至った場合、売却代金の配分を検討します。

    具体的には、売却に必要な仲介手数料や司法書士費用、税金や管理費などの滞納分などです。配分案を作成し、債権者の承諾を得る必要がありますが、内訳や内容は債権者によって変わります。

    交渉相手は銀行ではない?

    任意売却の交渉先は、住宅ローンを借りている銀行ではありません。住宅ローンを組む際に保証会社を利用することが一般的ですが、保証会社は、住宅ローンの返済が滞った際に、債務所に代わって銀行に返済を行います。そうすることで銀行は貸し出したお金を確実に回収することができるのです。

    そのため任意売却の交渉は保証会社と行うことになります。

    状況によって交渉先が変わる

    住宅ローンの返済を滞ってしまったが、今後返済できる見通しがあり、返済計画を相談したい場合は、銀行に相談する必要があります。

    プロパー融資の場合

    プロパー融資は、保証会社などを通さずに銀行から直接融資を受けることです。その場合、住宅ローンを滞納した時点で、サービサーと呼ばれる債権回収会社に債権が譲渡されることがありますので、交渉先はサービサーになります。

    売却後の残債務

    買い手が見つかり売却できた後も、多くは住宅ローンの債務が残ります。残った債務は、返済義務がありますので、返済する必要がありますが、これまでと同じような金額を毎月支払うことは難しいと思います。

    そのため債権者と交渉し、毎月返済可能な金額を決定する必要があります。

    まとめ

    債権者との交渉は、お客様が直接行うことはできませんので、依頼した不動産会社や弁護士などが行います。その交渉には、経験やノウハウが必要ですので、任意売却の実績がある不動産会社に相談しましょう。そうすることで任意売却の成功率は各段とアップします。

    任意売却のよくある質問

    費用はどれくらいかかりますか?
    基本的には費用はかかりません。任意売却の場合、仲介会社の仲介手数料は、売却代金の中から配分されます。但し、宅建業社ではない仲介業者に依頼した場合は、正規の仲介手数料を請求できない為、紹介料やコンサルフィーとして費用を請求されるケースがあります。不動産売買における本来の仲介手数料はは、売買代金×3%+6万円+消費税であり、これ以上を仲介手数料を請求することはできませんが、紹介料などの名目であれば高額な費用を請求される可能性がありますので、ご注意下さい。
    任意売却はいつまでできますか?
    競売の開札日前日まで可能ですが、前日までに全ての段取りを終える必要があります。具体的には、1カ月の期間は欲しいです。余裕を持ったスケジュールであれば、任意売却が成功する可能性が高くなります。
    自己破産をしたほうがいいですか?
    必ずしも自己破産する必要はないと思います。年齢や借入状況、収入などを考慮して、計画的な返済方法を組んで返済することをオススメしております。但し、借入が多く返済が厳しい状況であれば自己破産も問題ありません。
    引っ越し代はもらえますか?
    売却代金の中からの配分金として、引っ越し代を認めて頂ける債権者もいます。ただ最近はそれを認めない場合や、債務者がすでに自己破産していることを条件とする場合もあります。債権者によって様々ですので、ご注意下さい。
    毎月の返済額を減らすことはできますか?
    一定期間ですが、月々の返済額を減らすリスケジュールを行ってくれる金融機関はあります。ただし、あくまで返済期間を延長することで月々の返済額を落としたり、利息分のみの支払いで元本返済は猶予といった条件であり、元本自体を免除するわけではありません。根本的な解決にはなりませんので、将来の見通立たないようでしたら任意売却を検討されてもいいかもしれません。
    親族間売買は可能ですか?
    基本的には難しいことが多いと回答しております。親族間や親子間で不動産の売買を行うことは一般的ではないとの判断から、認められないことが多いです。ハードルは高いですが、状況によっては可能です。一度、ご相談下さい。
    残った住宅ローンはどうなりますか?
    任意売却後に残った住宅ローンについては、可能な範囲で返済するか、法的措置を検討するかのどちらかです。重要なのは「可能な範囲」で返済することであり、現在の状況によって可能な返済額が変わってくると思います。毎月の返済額が微々たる数字であっても、誠心誠意の姿勢を見せていれば、債権者も応じてくれます。
    相談は無料でしょうか?
    無料でご相談を承っております。ご自宅へお伺いする際の交通費も必要ありません。お気軽にお問い合わせください。

    勇気を持って、まずはご相談の一歩を

    任意売却は「任意」でしか行うことができない対策です。とにかく行動することでしか何もはじまりません。行動を起こせば手を差し伸べてくれる人は必ずいます。

    あなたがやっていることはなにも間違ったことでもありません。住宅ローンが支払えなくなったこと、離婚が決まって共同名義で購入したマイホームが不要になったこと、それは誰にも話したくないことかもしれませんが、ひとりで抱え込まないでください。そして、ひとりで悩まないでください。

    あなたの状況は放っておけば放っておくほど深刻化、重大化します。この状況を誰かが解決してくれるわけではありません。あなた自身が自分の手で解決しなければならないのです。

    勇気をもって、まずは相談の一歩を。そうすれば、きっとあなたがいま思っている「最悪」な結末は避けることができるはずです。

    1人で悩むのは今日で終わりにしましょう

    任意売却は、法律の知識や経験が必要であり、売却までに時間がかかるため、一般の不動産会社は取り扱いを避けることが多いです。その結果、適切なアドバイスを受けられず、競売へ進むケースが生じることがあります。

    住宅ローンの滞納や滞納の可能性が高い状況で、任意売却を検討している方は、任意売却の専門家である「かりゆし」に相談してください。自己破産や競売に至る前に取れる対策は存在します。かりゆしが、債権者(金融機関)と債務者(相談者)の間に立ち、スムーズな取引をお手伝いします。

    相談者の多くは、所有されている土地やマンション、一戸建てを手放したくない、または連帯保証人に迷惑をかけたくないとの思いを強くお持ちです。物件を購入した時には、このような状況を想像した人は誰もいないでしょう。

    しかし、希望はあります。任意売却の解決のカギは、「早期の相談」です。かりゆしでは、費用がかからない無料相談を行っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。大阪での任意売却なら、かりゆしにお任せください。

    監修者・竹本将也

    この記事の執筆者・監修者。当サイトの運営者で、主に任意売却について、実務から得た知見やノウハウを具体的に解説できるよう努めています。任意売却のご相談・売却のご依頼はこちらのフォームから承っております。

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