任意売却・リースバックで住み続ける秘訣
2024/06/22
2024年6月22日更新
目次
要約
・任意売却とリースバックについて
・成功事例や活用法の検討
・任意売却・リースバックに関する専門的な相談
・注意点とポイントを押さえてリースバックを成功させる方法
はじめに
不動産の売却や競売を検討しているが、住み続ける方法があれば良いとお考えの方へ、任意売却とリースバックについての秘訣を紹介します。
本記事では、任意売却とリースバックの基本的な知識やメリット・デメリットから成功事例などを分かりやすく説明します。住宅ローンの返済に困っている方や、相続問題で悩んでいる方にも役立つ情報が満載です。
さらに、無料で相談できる専門機関や相談時に必要な資料の準備方法、リースバックを成功させるための注意点やポイントなども解説します。
任意売却とリースバックの基本
任意売却とリースバックは、住宅ローンの返済が困難になった場合などに利用される方法です。これらの手法を理解することで、住宅ローン返済に関する悩みを解決し、生活を維持する方法を見つけることができます。任意売却は住宅ローン滞納が続くと、自宅を失う可能性があるため、早めの対策が必要です。
リースバックは、自宅を売却した後、賃貸として同じ物件に住み続ける方法であり、一定の条件下で利用することが可能です。
まず、任意売却では、不動産会社や専門機関と相談し、自宅を売却することでローン返済の負担を軽減します。売却後の残債務をどのように返済するかは、ケースによって異なります。無料相談も提供している任意売却専門の不動産会社もありますので、まずは相談してみましょう。
次に、リースバックは自宅を売却し、賃貸として生活を続ける方法です。これにより、住み慣れた環境を維持しながら、ローン返済の負担を減らすことができます。ただし、家賃が必要になるため、それを支払う能力があることが前提となります。
競売にかけられる前に任意売却やリースバックを検討することで、より柔軟な対応が可能です。
しかし、どちらの方法にもメリットとデメリットが存在するため、状況に応じて慎重に選択することが重要です。
任意売却とは?
任意売却は、住宅ローンの返済が困難になった際に、自宅を売却し、その資金でローンを一部返済する方法です。
メリットとして、競売よりも高値での売却が期待できますし、売却の流れをよりコントロールできる点が挙げられます。また、住宅ローン返済に充てる資金が得られることで、金融機関との交渉もしやすくなります。
デメリットは、売却に時間がかかる場合があることや、査定額が期待通りにならないことがあります。また、売却後に残債務がある場合、その返済方法を検討する必要があります。
参考:任意売却とは?
リースバックとは?
リースバックは、「セール・アンド・リースバック」の略称で、「セール(売却)」、「リース(賃貸)」、「バック(買戻し)」の3つの取引をセットで行うサービスとして始まりました。自宅を売却した後、賃貸として同じ物件に住み続けることができる方法です。
リットとしては、住み慣れた環境を維持しながら、住宅ローン返済の負担を軽減できる点が挙げられます。また、売却後にすぐに引越しをする必要がなく、生活の変化を最小限に抑えることができます。
リースバックのメリット
続いてリースバックのメリットを3つ紹介します。
①短期間で資金を得られる
通常の不動産売却では、買主の選定から契約締結、売却までに数カ月はかかりますが、リースバックの場合は、リースバックを専門とした不動産会社が現金一括で買い取ります。その為、売却代金を得るのに時間を要しません。
②コストを抑えることができる
不動産を所有することで固定資産税や都市計画税、自宅の維持修繕など費用がかかります。リースバックにより自宅を売却した場合は、買い取った不動産会社が貸主となり、建物の補修や税金を支払う為、コストを大幅に削減することができます。また災害の多い日本で、津波や地震によって建物が倒壊したり資産価値が下がるなどの心配がありません。
※リースバック後の賃貸借契約によっては修繕費が借主負担となる場合もあります。契約内容を充分に理解しましょう。
③引っ越しが不要
通常、自宅を売却すると転居先を見つける必要がありますが、リースバックは売却後も住み続けることができます。その為、引っ越し作業が不要になり手間と費用がかかりません。また、住み続けることが出来るので、近隣から自宅を売却したことを知られることもありません。
リースバックのデメリット
続いてリースバックのメリットを3つ紹介します。
①売却価格が相場より安くなる
リースバックを専門とした不動産会社が物件を買い取る際、利回りを重視します。買取価格と買取後の賃料収入を計算し、見込める利益が査定の基準となるからです。利回りを重視するリースバックの売却価格は、一般的に相場より安い傾向にあります。仮に売却金額が高い場合、支払う家賃が高額になり結果的に費用負担が増えてしまいます。このパターンに該当するお客様が「家賃を支払えない」と弊社に相談へ来れられます。
②契約期間満了
リースバックの賃貸借契約は、期限に定めのある「定期借家契約」で締結しすることが一般的です。期間も2年~3年程度が多く、期間満了後に貸主が再契約を望まない場合は、再契約することができずに転居せざるを得ません。
リースバックの流れ
次にリースバックの流れですが、一般的に以下の内容で進められます。
①自宅を売却
リースバックを行っている不動産会社に売却依頼をすると、物件の査定が行われます。不動産会社から提示
される売却金額で合意すれば、売買契約を締結します。
②賃貸借契約を締結
買主である不動産会社が貸主となり、賃貸借契約を締結します。売却後も自宅から引っ越しをすることなく、通常の賃貸と同様に家賃を支払いながら居住することが可能です。基本的な契約形態は、期間の定めのある定期建物賃貸借で、期間は2年~3年です。
③将来的な選択肢
定期建物賃貸借の期間満了後、以下の選択肢から決定することができます。
ⓐ定期建物賃貸借の再契約
ⓑ転居
Ⓒ自宅の買戻し
自宅の買戻しについてですが、リースバック後の買戻し価格の基準については、概ね以下の水準で決まっています。
買戻し価格=リースバックの売却価格×1.1~1.3
売却時の価格より10%~30%の価格で買い戻すことが一般的です。
リースバックを検討するタイミング
リースバックのメリットとデメリットを書きましたが、実際にリースバックをどのようなきっかけで利用するのでしょうか。
・老後資金の確保
将来的な資金を確保したいが、自宅にも住み続けたいときにリースバックの活用がオススメです。リースバック後に資金を得た後でも住み慣れた自宅から引っ越しする必要がありません。
・相続税対策に
相続の中でも不動産を巡って相続人同士で意見が割れてしまうことも少なくありません。そこでリースバックを利用し自宅を売却すれば、不動産を現金し相続人に均等に相続することが可能です。
ここまで「リースバック」について解説をしましたが、リースバックは住み慣れた自宅を手放すことなく、売却できる有効な手段です。リースバックを行う際は、売却の時期や売却金額、売却後の賃料などを考慮する必要があります。
リースバックの活用法
リースバックのメリットは、一時的な資金調達が可能であり、生活環境を変えずに済むことです。デメリットは、家賃が負担になる場合や、将来的に物件を取り戻せないリスクがあることです。
成功事例としては、事業資金を調達するためにリースバックを行い、売却後に物件を賃貸し、家賃収入を得て事業が軌道に乗ったケースが挙げられます。リースバックを検討する際は、専門家や事例を参考に、自身の状況に適した利用法を見つけることが重要です。
事業資金調達の手段としてリースバックが選ばれるケースがあります。この場合、自宅を売却して得た資金を事業の運営費や投資などに活用します。
リースバックを通じて事業資金を得ることができれば、金融機関からの借入れに頼らずに事業の拡大や改善が可能となります。
また、リースバック後の家賃収入も事業の一部として計上することができるため、収益の安定化にも寄与します。ただし、賃料の滞納や物件の状態が悪化するリスクを考慮し、事業計画に組み込むことが求められます。
事業資金としてリースバックを活用する際は、専門家や事例を参考にしながら、適切な選択を行うことが大切です。
相続問題を解決するためのリースバック活用法
リースバックは、相続問題の解決にも役立つ方法です。相続により持ち家が譲渡される場合、そのまま住み続けることが困難となることがあります。リースバックを活用することで、負担を軽くしながら家族全員が納得できる形で住まいを継続できます。
相続財産の分割や評価についての問題も、リースバックで解決できます。不動産会社と契約を結び、所有権を譲渡し、家賃を支払うことで、遺族が安心して住み続けられます。また、相続税の負担も軽減できるケースがあります。
リースバックを活用する場合は、専門家に相談し、適切な手続きを行うことが重要です。最適な解決策を見つけ、円満な相続ができるようサポートを受けることをお勧めします。
任意売却・リースバックに関する専門的な相談
任意売却やリースバックに関する専門的な相談は、滞納や債務に悩む多くの方々にとって重要です。これらの選択肢は、住宅ローンの返済が困難になったり、資金調達が必要になった場合などのケースで利用されます。
専門的な相談によって、リースバックのメリットやデメリットを理解し、適切な方法で自宅売却ができます。また、任意売却の場合は、適正な価格で売却することができ、債権者との交渉も円滑に進めることができます。
相談を行う際は、実績豊富な専門家や相談機関を選ぶことが大切です。無料相談が提供されている業者もありますので、情報収集を行いながら最適なサービスを見つけることができます。
任意売却やリースバックに関する専門的な相談は、迅速かつ適切な対応が求められる状況での大変重要な支援となります。気軽に相談できる機関を活用し、問題解決への道を見つけましょう。
無料相談の利用方法とそのメリット
無料相談は、不動産が提供するサービスです。利用方法は、電話やメールから相談予約を行い、所定の場所やオンラインで相談ができます。
メリットは以下の通りです。
・不動産や金融の専門知識を持った相談員が、資産や債務の状況に応じたアドバイスを提供
・売却や買取、リースバック等の適切な方法を提案
・一般的な相場や手数料、契約条件の解説を受けられる
・市場価格を知ることができ、査定額や売却価格の交渉材料になる
これらのメリットにより、無料相談は、不動産取引において安心して進められる選択肢を得られる手段です。
相談の際に準備しておくべき資料と情報
相談の際に準備しておくべき資料と情報は以下の通りです。
・登記簿謄本(所有権や抵当権などの情報把握に必要)
・固定資産税評価証明書(物件の評価額を把握する)
・建物概要書類(建物の構造・築年数・専有部分の広さなど)
・住宅ローン残額の明細(売却後の返済計画に必要な情報)
・物件の写真や間取り図(相談者の家やマンションの状況を把握するため)
これらを用意することで、相談がスムーズに行われ、適切なアドバイスが受けられます。
リースバックを成功させるための注意点とポイント
リースバックは、自宅を売却し、賃貸として戻ってくる物件に住み続ける方法です。成功させるための注意点とポイントは以下です。
・売却物件の適正な査定額を把握する
・リースバック専門の不動産会社や金融機関を選ぶ
・契約期間や家賃、更新料などの条件を確認し、自分の生活に適したものを選ぶ
・物件の状態や設備をメンテナンスする
・他の選択肢(任意売却、競売、投資物件化など)も検討する
これらのポイントを押さえておくことで、リースバックがスムーズに行われ、安心して住み続けることができます。
家賃設定や契約条件を見極める方法
家賃設定や契約条件を見極める方法は以下の通りです。
・市場調査を行い、物件の立地や築年数、設備などによる相場を把握する
・隣接物件の家賃や空室率を比較する
・賃貸サイトや新聞広告から、同じ条件の物件をチェックする
・不動産会社からアドバイスや家賃相場情報を入手する
・契約内容を詳しく確認し、更新料や敷金・礼金等の費用負担が適切か判断する
これらの方法を活用することで、適切な家賃設定や契約条件を見極めることができ、リースバック成功に繋がります。
任意売却・リースバックにおける悪質業者の見分け方
任意売却やリースバックでは、悪質業者に注意が必要です。具体的な見分け方は以下の通りです。
・高額な手数料や契約金を要求する
・契約前に査定額の明確な根拠が示されない
・無料相談ができない
・無理な勧誘や契約締結の圧力がある
・他社との比較が難しい、相場情報が開示されない
・電話対応が不親切である
これらの点を確認し、信頼できる不動産業者を選ぶことが重要です。また、複数の業者と比較検討することで、最適な条件で売却やリースバックが可能となります。
まとめ
任意売却やリースバックを利用することで、住宅ローンの返済が困難な状況を解決することが可能です。悪質業者に注意し、複数の業者と比較検討して最適な条件を選ぶことがポイントです。また、リースバックや賃貸の違いを理解し、自分に適した選択をすることが重要です。今回の情報を参考に、賢く住み続ける方法を見つけてください。そして、もしまだ不安や疑問があれば、専門家に気軽に相談することをお勧めします。次の一歩を踏み出しましょう。
勇気を持って、まずはご相談の一歩を
任意売却は「任意」でしか行うことができない対策です。とにかく行動することでしか何もはじまりません。行動を起こせば手を差し伸べてくれる人は必ずいます。
あなたがやっていることはなにも間違ったことでもありません。住宅ローンが支払えなくなったこと、離婚が決まって共同名義で購入したマイホームが不要になったこと、それは誰にも話したくないことかもしれませんが、ひとりで抱え込まないでください。そして、ひとりで悩まないでください。
あなたの状況は放っておけば放っておくほど深刻化、重大化します。この状況を誰かが解決してくれるわけではありません。あなた自身が自分の手で解決しなければならないのです。
勇気をもって、まずは相談の一歩を。そうすれば、きっとあなたがいま思っている「最悪」な結末は避けることができるはずです。
1人で悩むのは、今日で終わりにしましょう
任意売却は、法律の知識や経験が必要であり、売却までに時間がかかるため、一般の不動産会社は取り扱いを避けることが多いです。その結果、適切なアドバイスを受けられず、競売へ進むケースが生じることがあります。
住宅ローンの滞納や滞納の可能性が高い状況で、任意売却を検討している方は、任意売却の専門家である「かりゆし」に相談してください。自己破産や競売に至る前に取れる対策は存在します。かりゆしが、債権者(金融機関)と債務者(相談者)の間に立ち、スムーズな取引をお手伝いします。
相談者の多くは、所有されている土地やマンション、一戸建てを手放したくない、または連帯保証人に迷惑をかけたくないとの思いを強くお持ちです。物件を購入した時には、このような状況を想像した人は誰もいないでしょう。
しかし、希望はあります。任意売却の解決のカギは、「早期の相談」です。かりゆしでは、費用がかからない無料相談を行っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。大阪での任意売却なら、かりゆしにお任せください。
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株式会社嘉理吉(かりゆし)
大阪市中央区南船場3-7-27 NLC心斎橋4-J
TEL : 06-4708-3563
FAX : 06-4708-3564
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