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【事例】30代の離婚による任意売却

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【事例】30代の離婚による任意売却

【事例】30代の離婚による任意売却

2024/06/26

2024年6月26日更新

目次

    はじめに

    離婚による任意売却。ご相談を受ける中で、離婚による任意売却が多い印象です。最近は20代や30代からの相談も増えてきており、任意売却を検討している人の内、約57%が25歳~34歳というデータもあります。その次に多いのが、18歳~24歳で約28%です。今日は20代・30代の方に向けて、過去の事例をもとにわかりやすく任意売却について解説します。参考になれば幸いです。

    勇気を持って、まずはご相談を

    任意売却に特化したかりゆしは、経験と正しい知識で依頼者に寄り添った提案をさせていただきます。大阪の任意売却はかりゆしへお任せ下さい!

    任意売却とは?

    任意売却とは、住宅ローンの返済が困難になった際、競売にかかる前に債権者と交渉し、売却代金で債務の一部を返済する方法です。対象者はローン滞納が続いているが、競売にかけられていない人です。

    特徴として、債権者や金融機関と相談しながら、売却価格を決定し、自主的に物件の売却が可能な点が挙げられます。これにより、競売よりも高い価格で売却できる可能性があるなど、様々なメリットがある売却方法です。

    任意売却のメリット

    任意売却の最大のメリットは、競売を回避できることです。競売にかけられると売却価格が低くなりがちですが、任意売却では一般の買主との取引が可能で、相場価格に近い金額での売却が期待できます。

    売却価格も不動産(自宅)を査定し、債権者と協議の上決定します。また、競売よりもスムーズな手続きが可能で、柔軟な対応が行える点も魅力です。

    他にも

    ・競売より高く売却できる可能性がある

    ・債務者(所有者)の意向を反映できる

    ・売却事情が周囲に知られない

    ・引っ越し費用を捻出できる場合がある

    などが任意売却のメリットです。

    任意売却のデメリット

    一方で、任意売却のデメリットとして信用情報機関に延滞記録が残ることです。所謂、ブラックリストと呼ばれるものですが、信用情報機関に延滞の記録が残り、その期間は通常7年間と言われています。その間は、新しくクレジットカードを作ったり住宅ローンを組むことができません。

    他には、

    ・売却後、引っ越しまでの期間が短い

    ・連帯保証人に迷惑をかける

    ・期限内に売却できないと競売にかかる

    ・売却後も残った住宅ローンの支払いは続く

    などデメリットも理解することが大切です。

    離婚による住宅ローン問題

    ここ最近、離婚をきっかけに住宅ローンの返済が滞り、任意売却を検討される相談者が増えました。離婚は、単にお金の問題だけではなく、感情の問題が複雑に絡んでおり、簡単に解決とはいきません。この記事では、Aさんのケースを紹介し、離婚による任意売却事例を紹介します。

    住宅ローン滞納までの経緯

    大阪府池田市にお住まいのAさんは、元奥様との間に長女が生まれ、その2年後に35年のローンを組みマイホーム(戸建て)を購入。当初、問題なく結婚生活を続けていましたが、Aさんは大手飲食チェーン店でマネージャーをしていたので、出張で全国を飛び回る事も多く、ご家族とのコミュケーションが希薄になっていたそうです。長女が小学校に上がるタイミングで、元奥様は長女を連れて実家に。その後離婚が成立しました。長女の養育費月4万円と住宅ローンはAさんが返済を続けることで決着し、自宅にはAさん一人で住み続けることになりました。問題なく支払い続けることができると思っていた矢先、コロナによって勤め先の業績が悪化し、減給とボーナスカットとなり返済が困難に。当社へ相談にきたのは、銀行から催告書が届いたタイミングでした。

    想定していない離婚

    結婚よりも離婚の方がパワーを使うと言われますから、離婚のショックや精神的負担、そこに長女の養育費という金銭的な負担が、Aさんに追い打ちをかけていました。「元気がなく全てに疲れ切ったよう」Aさんに初めてお会いしたときの印象です。「こんなことになるとは予想もしなかった」と仰るAさんでしたが、ご家族を想って身を粉にして働いた先に待っていたのは、離婚とコロナによる減給とボーナスカットでした。誰しもが離婚する未来を想像して結婚する訳ではありません。離婚は想定できないアクシデントであり、ましてや「家族が暮らす場所」として購入したマイホームが、自分の首を絞めることなろうなど想定できないでしょう。

    状況と感情の複雑さ

    ここ最近増えている離婚による任意売却ですが、これは他のケースより問題の根が複雑です。離婚の場合は夫、妻(ときには子ども)と複数の人間が関与しています。ローンの名義が、夫か妻かどちらか1人の場合はまだいいですが、住宅ローンが夫婦の共有名義になっている場合、「妻名義の部分を夫が買い取った上でローン返済を続ける」「離婚した時点で任意売却し、自宅を手放す」など、共有名義になっているローンを綺麗に「整理する」ことが必要になります。

    さらに複雑なのは、離婚には「夫婦二人の感情がある」ことです。冷静に話し合いができればスムーズに進む問題も、互いに不信感や憎しみ、嫉妬や悪意などを抱えていると物事は簡単には進みません。ましてや離婚している・離婚を検討している状況でしたら、相手の顔も見たくないという状態になっていることは珍しくありません。そういう状況であれば話し合いの場を持つことすら困難となり、私が両者の間を取り持って互いの主張をすり合わせることが必要になります。

    これからの将来をどうするか?

    このケースで、救いだったことがあります。それは、元奥様とAさんの関係が悪化しておらず、話し合いの場を設けることができたことです。Aさんは多忙の中でも長女と会う時間を作っており、元奥様も「娘の父親としてのAさん」という部分では信頼を置いていました。その甲斐もあってか現在のAさんが置かれている状況をご説明すると、一定期間養育費を減額することを承諾してくれたのです。あとはAさんが、「これからどうするのか?」という問題でした。Aさん何度も話し合いを重ねた結果、一人では広すぎる自宅を手放す事ができなかったAさんでしたが、最終的には自宅を任意売却し、賃貸に引っ越しすることを決められました。

    まとめ

    離婚による任意売却は、「状況と感情の複雑さ」が絡みあっており、解決に時間がかかります。まずは現状を把握し、これからの将来を明確にすることが大切です。その上で話し合いの場を設けて、適切な判断をしましょう。どうしても話し合いができない状況でしたら、依頼した任意売却専門業者に間を取り持ってもらい、解決を図りましょう。

    勇気を持って、まずはご相談の一歩を

    夫婦共同で住宅ローンを組んだ場合は、お二人に返済の義務が生じます。住宅ローンを組む際は、その点も考慮した上で、慎重に計画しましょう。

    任意売却は「任意」でしか行うことができない対策です。とにかく行動することでしか何もはじまりません。行動を起こせば手を差し伸べてくれる人は必ずいます。

    あなたがやっていることはなにも間違ったことでもありません。住宅ローンが支払えなくなったこと、離婚が決まって共同名義で購入したマイホームが不要になったこと、それは誰にも話したくないことかもしれませんが、ひとりで抱え込まないでください。そして、ひとりで悩まないでください。

    あなたの状況は放っておけば放っておくほど深刻化、重大化します。この状況を誰かが解決してくれるわけではありません。あなた自身が自分の手で解決しなければならないのです。

    勇気をもって、まずは相談の一歩を。そうすれば、きっとあなたがいま思っている「最悪」な結末は避けることができるはずです。

    1人で悩むのは今日で終わりにしましょう

    任意売却は、法律の知識や経験が必要であり、売却までに時間がかかるため、一般の不動産会社は取り扱いを避けることが多いです。その結果、適切なアドバイスを受けられず、競売へ進むケースが生じることがあります。

    住宅ローンの滞納や滞納の可能性が高い状況で、任意売却を検討している方は、任意売却の専門家である「かりゆし」に相談してください。自己破産や競売に至る前に取れる対策は存在します。かりゆしが、債権者(金融機関)と債務者(相談者)の間に立ち、スムーズな取引をお手伝いします。

    相談者の多くは、所有されている土地やマンション、一戸建てを手放したくない、または連帯保証人に迷惑をかけたくないとの思いを強くお持ちです。物件を購入した時には、このような状況を想像した人は誰もいないでしょう。

    しかし、希望はあります。任意売却の解決のカギは、「早期の相談」です。かりゆしでは、費用がかからない無料相談を行っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。大阪での任意売却なら、かりゆしにお任せください。

    監修者・竹本将也

    この記事の執筆者・監修者。当サイトの運営者で、主に任意売却について、実務から得た知見やノウハウを具体的に解説できるよう努めています。任意売却のご相談・売却のご依頼はこちらのフォームから承っております。

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